お知らせ

2019.02.19  [イベント]

「介護空間を癒しに変える 手作り照明教室」開催しました!

2月10日の日曜日、「介護空間を癒しに変える手作り照明教室」を開催しました。

外は時々晴れ間が差す薄曇り。室内で照明があたたかく灯る最良の天気でした♪

 

■「介護」と「灯り」
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「介護」と「灯り」ってなかなか感覚として結びつかないですよね。もっと必要なものがたくさんあるだろうという感じで。。
海外には光や音の中で感覚に直接響く刺激を通して、楽しみや安らぎを与える「スヌーズレン」という空間が浸透しているそうです。
介助される人とそのパートナーが、同じ場で同じ感覚を経験し、共に過ごす仲間として互いの感じ方や喜びを共有することで、お互いに受容し共感することを実感できるそうです。
認知症がある人の場合、思い出のかけらをたくさんお持ちなので、懐かしいもの、音、風景などを取り入れる空間作りの工夫もできるんだとか。

 

人は光によって気分が大きく変わると言われています。
雨の日が続くと気分が滅入ってしまったり、一方で自然光をいっぱい浴びると気持ちが軽くなったり、間接照明が灯る空間では穏やかな気分になったり…
もし状況に合わせて快適な光を日常生活に取り入れることができたら。
1日の終わりに柔らかい光の中で穏やかな時間を過ごしたいし、大切な人にもそんな時間を過ごしてもらえたら。

「手作り照明」体験教室は、そんな家族の生活をあたたかく見守ってくれるような灯りをつくってみようというトライアルイベントです。

 

「心の福祉機器」としての灯り
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講師は、『照明×介護』の新しいかけ算で介護空間の照明コーディネートを通してクオリティ・オブ・ライフの向上とケアを目指す、照明デザイナーの橋田祐司氏。

灯りが人にもたらす癒しの効果や、ライトテラピー、在宅介護空間の照明コーディネートなどについてお話いただきました。

 

印象的だったのが、「”心の福祉機器”としての灯りのあり方が問われている」というお話。

病院などへの照明の寄贈などを通して、医療介護の現場へライトテラピーを導入するプロジェクトを進めておられる橋田先生。バリアフリーも大切だけれど、終末期に自宅でどう過ごすか、その介護空間であるお部屋の環境はどうすればいいのか。そのための心地よい空間を作るのに灯りが大きな力を発揮すると橋田先生はいいます。

 

確かに!照明が一つ端っこにあるだけで、部屋の雰囲気が大きく変わりました。

手前みそですが、ひとしごと館は普段からかなり心地の良い空間です。

そのひとしごと館ですら、さらにあたたかい雰囲気になりました。

 

バックミュージックは、ギターとピアノが柔らかく響くアコースティックサウンド。

穏やかな空気の中、ライトテラピーについての話は進みます。

医療・介護現場での灯りの癒し効果、ライトテラピーとは。

例えば、ジャズが好きだった患者さんがいるとします。

音楽を流しているお部屋の照明が、煌々と明るいLEDの照明ならどうでしょう。

介助者は24時間上を向いて過ごすことはありませんが、介助される人はベッドの上でずっと天井の蛍光灯を眺めている状態だといいます。

 

でも、ジャズを聴くならバーのような仄暗いお部屋が良いですよね。

最後までその人らしくあることが一番という終末医療。最後の瞬間まで楽しみはあった方が良い。

照明は光でその「心の空間」をつくることができると云うお話にハッとしました。

 

■同じ骨組みの中に表現される、それぞれのストーリー
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レクチャーのあとは、いよいよ照明づくりです。

今回つくるのはハート型の小さいコンセントライトなのですが、そのハート型の骨組みの中の模様は針金を使って自分でデザインしていきます。

同じ骨組みを使っているのに、不思議とそれぞれのデザインにそれぞれのストーリーが表現されていきます。

 

お母様に今日つくったライトをプレゼントして少しでもほっとさせてあげたいとご参加してくださったこちらの男性。

 

針金でつくった大小さまざまな輪っかをハート型の中に半田ごてで付けていきます。

 

真剣な表情。

 

最後は真っ白な和紙を貼られ、とても上品で綺麗な仕上がりに!

静謐な光が灯ります。

 

こちらの女性は、金魚のブリーダーさん。

ハートの中に表現したのは・・・なんと金魚のしっぽ!

橋田先生も「このライトを金魚のしっぽに見立てた人は初めてやな」と、にんまり笑顔に。

 

こんな風に、ボードに取り付けたライトの骨組みに和紙を当てて雰囲気を確かめていきます。

 

作業を見守るネコちゃんライト。

 

できました!下に下に潜っていく金魚のしっぽライト!

 

最後はこちらのご家族。今回はママとお子さん2人とでご参加くださいました。

 

レクチャーの間はお絵描きしていたお嬢ちゃんたち。

実は今回、上のお姉ちゃんが書いた「お月さま」の絵がそのままライトになりました!

橋田先生は普段、子どもたちが自由に描いた絵を地域の高齢者の方が手作り照明として製作し、それを病院に持っていくという取り組みも進められておられ、今回上のお姉ちゃんが描いた絵をいとも簡単にライトにしてしまったのです。

 

「ママ、やけどしないでね」と心配そうな優しいお姉ちゃん

 

お月さまになってきた!

 

骨組みができました。ママうれしそう。

 

お嬢ちゃまたちも一緒につくります。針金の骨組みに和紙を貼り付けるため、ボンドをスポンジでポンポンしていきます。

 

和紙を貼り貼り。

 

完成しました!

ハートの中にお月様がいるのわかりますか?

 

ほっとさせてあげたい人の顔。

自分の大好きな空間。

それぞれの「大切」を思い浮かべながらつくる照明に癒しの効果がないはずはなく。

 灯ったあかりはひとしごと館の片隅であたたかい光を醸していました。                                             

 

今回の教室で参加者のみなさんに作ってもらったのは小さな灯りですが、「照明」×「介護」の新しい掛け算が、ここ大阪で浸透する小さな一歩になればいいなーと胸を高鳴らせています。

 

次回は2/26(火)14:00〜16:30、同じくひとしごと館で開催します。

あと1席だけ空いてます!

 

 

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ひとしごと館では、「何かしたい!」「自分のとくいをつくりたい!」という方に向けてイベントを定期的に行っています。

詳しくはひとしごと館まで!お気軽にお問合せください♪

 

—お問い合わせ—

ひとしごと館

住所 : 〒556-0015 浪速区敷津西1-5-13 1F

開館時間 : 毎週月・水・土 / 10:00-17:00

TEL : 06-6710-9130 FAX : 06-7635-8227

Mail : info@hitoshigotokan.jp

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