お知らせ

2018.11.28  [レポート]

研ぎの匠に学ぶ”包丁研ぎ勉強会”開催!

「人に喜んでもらうこと。そのために技術を磨くこと。お金よりもまずそこを一生懸命考えて実践すること。お金は後からついてきます。」

11/21、「軒先包丁研ぎ」のメンバーとして実際にひとしごと活動をしているメンバーが集まり、包丁研ぎ勉強会を行いました。

冒頭のお話をしてくださったのは、今回講師として来てくださった味岡刃物製作所の味岡知行さんです。

和包丁発祥、かつ現在も国内最大の産地である堺で、堺打刃物の伝統工芸士の認定を受けた職人さんです。伝統工芸士は優秀な伝統的技術・技法を保持する職人さんに付与される認定です。味岡さんはこの道なんと50年!

「後に多くの職人さんがつづいてほしい」と願い、お弟子さんが研ぎのキャリアを積んでいけるよう、職人の世界ではあまりないという出来高制を導入したり、高校に指導に出向いたりされるなど様々なご活動に取り組まれています。

今回も20代のお弟子さんを2人連れてひとしごと館へ来てくださいました。

 

トレーニング会スタートです。
まずは基本からおさらい。
包丁の造りと研ぎの原理をわかりやすく説明いただきました。

 

 

包丁の刃は直線のように見えますが、ノコギリのように”谷”と”山”になっている目があり、それが食材に引っかかって切れるんだそう。
その目を整えていくのが包丁研ぎの作業です。

 

工場から持ってきていただいた道具や機械を使って、実際にお手本を見せてもらいながら、包丁研ぎの指導をしてもらいました。

 

 

粗研ぎ→中研ぎ→仕上げ研ぎの3段階でメンテナンスしていきます

研ぐ角度や指の位置、綺麗に研げた時の刃先の感覚なども丁寧に教えてくださいました。

 

あごに親指、人差し指を背に添え、みかんを抑えるくらいの力の強さで研いでいくと教えてもらい、参加したチームメンバーからは、「この過程は力をいれなくてもできるんだ…」という声も上がっていました。

 

実技のあとは、味岡さんを囲んで質問タイムです。
包丁研ぎの現場で実際に戸惑ったことや、普段から疑問に思っていることを質問していきました。
伝統工芸士である味岡さんは、日本国内はもちろん海外にも招聘される職人さんです。最近はテレビドラマでの研ぎの監修にも関わられているのだとか。
一つひとつのエピソードがおもしろく、次から次へと質問が飛び交います。

 

 

何よりも印象的だったのは、「包丁研ぎでお金をいただく」ことについてのお話でした。
「買い換えた方がいいのでは…と思うくらいの包丁もあるが、嫁入り道具などその人にとっては思い入れのある道具のこともある。どうしたらその人に喜んでもらえるか。とにかくそれを一生懸命考え、喜んでもらうために技術を磨く。そうすればお金は後からついてくる」とお話くださいました。

技術とご経験に裏打ちされた味岡さんのご活躍のバックグラウンドを知ることができました。

 

 

参加メンバーからは、「講座の基本的な知識だけでなく実践ですぐ使えたのが良かった。」「研ぎの世界が広がった。物理的に刃先だけしか研いでいなかったが、今日は全体の研ぎを学べた。」といった感想があがり、有意義な時間になったようでした!

 

 

ひとしごと館では、包丁研ぎの活動を定期的に行っています。

会員としてご登録いただくことで包丁研ぎの勉強会などに参加いただくことができます。

ご自身の持っている「ちょっとした”とくい”」を磨いていただく場として、ひとしごと館をご活用いただけます。

何か”とくい”を持っている方、自身の経験を誰かのために活かしたい方、ぜひご登録ください 。

当館でサポートします!

 

詳しくはひとしごと館まで!お気軽にお問合せください♪

 

—お問い合わせ—

ひとしごと館

住所 : 〒556-0015 浪速区敷津西1-5-13 1F

開館時間 : 毎週月・水・土 / 10:00-17:00

TEL : 06-6710-9130 FAX : 06-7635-8227

Mail : info@hitoshigotokan.jp

企画・運営 : NPO法人Co.to.hana

 

 

 

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